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ネットビジネスに欠かせない検索エンジン対策を行なう

ネットでビジネスを行なうなら、自分でネットを使ってみることが大切

 今回当社のカンファレンスは第2回ですが、「ネットをビジネスに活用しよう」という前回と同じテーマでやらせて頂きました。前回と合わせて4社に事例発表をお願いしました。4社ともそれぞれ独自のやり方でビジネスをしていますが、やはりお客さんが必要とするよい商品やサービスをホームページに載せることは大事にしていると点では全く共通ですね。
成功しているサイトであっても、いかにお客様に見てもらうかに苦労されており、こればかりは永遠の課題だなというふうに感じています。

近年定着してきたインターネットによる販売は従来の店舗とかなり変わってきています。営業時間や定休日が、これまでだとお客さんの都合に合わせ営業したり、お店の勝手で決まっていました。値段も店側主導で決めるものですが、ネットオークションを見ればおわかりの通り、ほとんどがお客さんの勝手で、需給関係で値段が決まる、さまざまな取引がされるようになってきました。それにも早く対応したほうが勝ち残るのではないかと、ぼくは思っています。いわゆる勝組になれるかどうかまではわかりませんけど、時代が変わってきている以上は対応したほうがいいわけです。
ぼくは、インターネットの活用は一見難しいけど、じつはイメージほど難しくはないと感じています。インターネットのお客さんの考え方を知るには、まず自分が使うことです。自分でインターネットを使ってビジネスを始めようと思うのなら、自分がインターネットを、ホームページを使わないと、便利な部分も不便な部分もわからないまま始めることになり、失敗しやすくなります。
ホームページの便利な部分はチェックしやすいことで手軽に見てもらえるわけです。一方でブロードバンド時代になりまして、常時接続のパソコンが机の上にあるので、ホームページを出すということは競合他社と比べられているということになります。そのことを忘れてはいけません。
でも、比べられるのを恐れてホームページを作らなければ、比べられる土俵にも乗らないということです。先程リスクの話もありました(シンポジウム/次号掲載予定)けど、大きなリスクは今のところありませんね。もちろん各社さん独自に、リスク対応しているから、大きなトラブルが起きていないのでしょう。
インターネットで非常に重要なのは、誰もが考えることを誰より先にやることだと思います。2番目にやって成功したところはほとんどありません。良いアイデアを思い付くだけなら誰でも出来ますが、ビジネスに転換出来なければ意味がありません。
今回のぼくのお話のテーマは、検索エンジン対策やアクセスログを分析することになります。

ネット視聴率会社独自のランキングを上げるために、積極的にリンクされよう

 ぼくたちは今アレクサ(alexa)というホームページの視聴率調査を参考にしています。アレクサはアメリカにある非常に面白い会社です。アメリカのITベンチャーの特徴でもあるのですが、大変ユニークなことをやっています。さらに、Googleツールバーのページランク。これが検索エンジン対策には非常に重要な意味を持ちます。
例えば、大成功を収めている野宴さんのページランクは10点満点で3点なのです。でも、ここでの評価が一見あまり高くないように見えますが、あまり気にしないでください。10点のページランクというのはまず有り得ません。利用者が圧倒的に多いwww.yahoo.co.jpですら、8点です。このページランクが上げるようにすることがアクセスをアップする方法のひとつとして有効です。そのためにいいのが、このアレクサというツールなのです。
例えば、ここで野宴さんのホームページを探してみましょう。今までのトップページの順位に合わせて、トップページの写真がずらっと並んでいますが、野宴さんは2000年の10月にインデックスされたものが載っています。ちなみに、Yahoo!は1996年からここに載っています。野宴さんは世界ランキングで、11万9877位です。世界中でのランキングですから、大したものです。そのサイトランキングを上げようと思った場合、一番重要なところはどこか。とりあえずわかっていることは、ページランクは他のサイトからどれだけリンクされているかに左右されているということです。Googleが会社独自の基準でページランクを作っているわけですから、あくまで目安にすぎません。Googleの基準が有効なのは、ほとんどの検索エンジンがGoogleのものを使用しているからです。だから、これが多いほど良いということです。

野宴さんへのリンクは15件で、リンク元を調べて見ましょう。アレクサはID、パスワードは不要で誰もが利用出来るものです。ここに載っているリンク数は野宴さんのリンク集ではなく、野宴さんにリンクを貼っているサイトのことを意味します。知らない人がホームページをリンクしてくれることはなかなかないので、大体どこもパターンは似たり寄ったりです。普通は検索エンジンが上位に来るのです。で、ここにある読売オンライン、新聞系はページランクの高いサイトです。ページランクの高いところからリンクされたりするページもページランクが高くなるという法則があるようです。
ですから、新聞の取材を受けたり、記事が載ると、ランキングに有利に働きます。他社にリンクを貼られることを嫌がるのは、ランキング面に関しては不利ですね。逆に、ページランクを上げるために、リンクを依頼するぐらいのほうがいいわけですね。競合他社にはなかなかやってもらえませんが、いろいろ当たってみましょう。

アクセスログはユーザー情報の宝庫だから、見逃す手はない

 さらに、検索エンジンに載せるための手段には、アクセスログの解析が重要になってきます。サーバーの中にはアクセスログというものがありますが、これを公開してくれるサーバー会社はほとんどありません。使い方をわかっている人が中身を見れば、どこに何があるか全部わかってしまうからです。パスワードとかまではわかりませんが、利用者の秘密が漏れる危険があるということです。
ここで事例発表をして頂いたお客さんは、弊社でサーバーを管理しているのでアクセスログを見ることができますので、対策を行ないやすいわけです。アクセスログを見ると、ちょうどいいことに、“crawler11.googlebot.com”というのが入ってきています。
これはクローラーというロボットタイプの検索エンジンが、このページにあるキーワード収集しに来ているわけです。次に“robot.fresheye.com”、これも同じタイプです。これもこうしたロボットタイプの検索エンジンがいつ入ってくるのか、ぼくらは知りたいわけですが、傾向はなかなかつかめません。
ロボット型の検索エンジンは、ホームページに訪れると、そのページにあるコンテンツを探ってキーワードをバーっと持って行くわけです。

次がログ解析なのですが、生ログを見てみるとほとんどが検索です。それ以上のことはテキストの状態のままだとほとんどわかりません。そのテキストを加工して、エクセルに落として見ることが出来るソフトを、コンピュータリブでは開発しています。まだ、完成していませんが、開発は順調に進んでいます。
野宴さんだと、おそらく1か月のデータが、ログを加工する前でも、50〜60メガぐらいはいくかと思います。英語で出ている日付データを処理して日本語表示に変えると、あるユーザーが7月1日の0時21分に来て、アクセスしたのがどのページかという具合にわかります。

ロボットがいつ来るかということ以外だと、どういうキーワードをたどってホームページに来たのかも知りたい。

例えば、当社のホームページに来たある人が、Yahoo!で“ホームページ作成単価”と検索してうちに来た、こういうデータがログには残るのです。どういうキーフレーズで来たのかが大切なのです。
当社では、こうした貴重な情報源であるログをふたつのツールを使って解析しています。先程お見せした生ログは、エクセルのデータの状態でお渡ししただけでは、解読が困難だと思います。そこで、ソフトを使って集計を行ないます。見せかけだけの訪問者数を集計するに当たり、見せかけだけをアップしてもデータの信頼性を損ね、業績アップにも役立ちませんから、30分間にひとりの人が10回クリックしても1回のカウントという形で設定しています。この1日の訪問者(visit)が、100以上になると、営業面のプラスになる可能性があります。成功事例を発表していただいた会社さんは、すまいる情報多摩さんで160ぐらいというふうにこの数字をクリアしていて、多い会社さんだと300ぐらいでしょうか。当社のホームページは、意外に多くないのですが(笑い)、9時から5時のアクセスが多いということで、会社で見ているケースが多いとわかります。すまいる情報さんあたりだと、夜も9時ぐらいまで延びる、これは客層の違いということでしょうね。
ちなみに、当社のページでは価格表のページ、次に実績、パワーポイント絡みのページを見られています。トップページから入ると限らないので、入って来たページと出ていったページを調べることも大切です。
アクセス元では、1番はフレッシュアイの検索エンジンという具合ですね。こうした、自動型検索エンジンに載るようになるのは、ホームページを作ってから半年はかかるかと思いますね。

 次に、リファラーというコーナーで、アクセス元、つまり当社のページに来る前のページを調べます。当社の場合は上から順番にGoogle、Yahoo!、mrcheeseというのはうちがパワーポイントの情報を公開しているところです。
アクセス元にGoogle、Yahoo!が1番、2番に来るのが通常どこの会社にも見られるパターンなのです。そうなると検索エンジンが正常に機能しているとわかります。3番目は特殊なケースですが、パワーポイントというソフト自体がよく使われているため、アクセスが多くなっています。大体いつも3番ですね。Google、Yahoo!が1番、2番に来るのが正常なのです。たまり漬からも12人が来ている。ありがとうございます。そういうふうになっています。

これがキーワードを集計したものです。うちの場合は、会社名自体が有名ではないので、“ホームページ作成会社”というキーワードで来るのが一番多い。“一澤帆布”なんていうのもありますが、これはメルマガの日記でたまたま触れた話題ですね。“万年筆博士"もメルマガの日記です。そういうことです。“ビアガーデン 大阪”というキーワード、これもそうです。おそらく、ビールが飲みたいユーザーのかたが検索したら、うちのホームページに迷い込んだというパターンでしょうから、がっかりされたかもしれませんね。(笑)
季節柄、野宴さんは多いですね。“家賃管理ソフト”、“光るうちわ”というのは祭りの記事を書いたときですね。ホームページ制作実績に載せているので、最近オープンした“すまいる情報光が丘”でも来ています。“平塚の人口”…。

さらに、この解析ソフト(webalizer)だと50個しか出ないので、最近はもう1個別のソフト(analog)も使っています。2種類使えば、さらにもっと細かく1件ずつ集計するように調べています。照らし合わせると、“パワーポイント"というのが1番多い。うちはパワーポイントの事例をホームページ上に出していて、そこが多く見られている。でも、当社の業務はホームページ作成なので、パワーポイントの情報目当てのユーザーさんが直接のクライアントにならないわけです。数字が多いので集客になれば嬉しいのですが、残念ながら商売に結び付いていません。野宴さんも多いのですが、これも同様です。“ホームページ作成”、“単価表”、“単価”、“見積もり”こういうのが多いのは、仕事に結び付きますのでいいことです。こうした情報を得るために、アクセスログを解析して、傾向を掴んでいます。これが検索エンジン対策に有効となります。

ホームページにさまざまなキーワードを入れることは最大の検索エンジン対策

 最後に、キーワードアドバイスツールを紹介して終わりにします。資料にURL(オーバーチュア(Overture) http://inventory.jp.overture.com/d/searchinventory/suggestion/)を入れておきましたが、このツールはネット上にあり、誰でも使うことが出来ます。ホームページにどのキーワードを入れて来たのかを調べることが出来ます。
例えば、“たまり漬"と入力すると、検索エンジンとリンクして、“たまり漬"というキーワードでどれくらいの人がアクセスしているかが、集計されます。
そうすると“たまり漬け”というキーワードで純粋に入れた人は240人いて、“日光 たまり漬け”とふたつのキーワードを入れた人が79人いることがわかります。さらに、“たまり漬け 日光”“らっきょう たまり漬け作り方”“たまり漬け 作り方”“ニンニク たまり漬け”“今市 たまり漬け”“キュウリ たまり漬け”“益子 醤油 たまり漬け”“日光 ふるさと たまり漬け”、実にさまざまなキーワードで探しています。ですから、こういうキーワードをちりばめた日記を書くと検索エンジンに引っ掛かりやすくなります。“たまり漬け”という表記ひとつを取っても、“け”を入れるか入れないか両方あります。
メタタグに入れる方法もありますが、今はあまり効果がないといわれているので、文章の中に入れたほうが有効です。当然、商標やイメージにはそれぞれの会社さんの思い入れや伝統があり、表記の統一感がなくなりますから一概におすすめ出来ませんが、両方の表記を文章に入れるのが、検索エンジン対策面に限れば有効です。さらに“たまり”と“漬”の間に半角開けた表記も考えられます。実際に“け”を入れた表記で検索しているユーザーのほうが圧倒的に多いですね。効果を上げようと思えば、“たまり漬け”という部分を太字で処理したほうがいいでしょう。さらに、たまり漬けの詳細を説明するページを作ってリンクさせたほうがいいです。
この数字が多いか少ないか判断が微妙ですが、“たまり漬"のみで検索しているユーザーは240件あります。さらに多く集客するにはどんなキーワードを考えたらいいでしょうか。“日光”なんていうのが良さそうですね。このツールを使えば、“日光”で何をイメージしているかが集計でわかるわけですね。
こういうのを徹底的に調べてキーフレーズを抽出していきます。“日光”では“日光東照宮”が1番多いわけですよ。あと、“日光江戸村”ですか。
だから、“日光 おみやげ”とか“日光 名物”とか、“日光 おみやげ”で検索している人が、1228件あるからそれをキーワードに入れると、自動型検索エンジンに引っ掛かりやすくなります。“日光 おみやげ”とGoogleで調べると“たまり漬け”が出て来るのが理想的ですね。
そういう角度で検索エンジン対策を行なうことも可能になるわけです。大体このツールで調べた2画面目(検索結果20件以内)までに入れば75%の人が見るといわれています。だから、“日光 みやげ”というページをひとつ作るとおそらく大きな効果が出るかもしれません。
当社ではホームページを作りっ放しにしないで、検索エンジン対策も考えて、営業効果を上げようと考えています。
今回のお話よりももう少し詳しい内容で、9月から2004年2月までアクセス向上セミナーを計画していますので、そちらのほうにもよろしければご参加いただければと思います。時間がだいぶオーバーしましたが、コンピュータリブからの報告は以上です。

(7月25日東京国際フォーラムにて収録)

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